Part 3 :

大会初日

“The Comedy of Errors”

 

↑ダブルスの練習をする皆さん。

↑朝。予選前。

 金曜日の朝。夜明け前。Apex2015、初日の幕開けであった。日本の全プレイヤーは、誰に起こされた訳でもなく自然と夜明け前から目が覚め、ツイッターを見たり、動画を見たりして鋭気を養っていた。私は昔から朝起きられなかったため、「昔の人は、戦地で如何にして目を覚ましていたのだろうか。自分だったら寝坊して軍規違反で斬られそう。」と疑問に思っていたのだが、いざ戦地に赴いてみたら意外と目覚めよく布団から飛び出せるということが分かる。

 そしてこれはプレイヤー全員に当てはまった。廊下は既に行き交うプレイヤーでにぎわっており、普段は寝坊することで有名なアメリカ勢が、Apexだけはここぞとばかりにしっかりと調整して来ていた。

 その後、日本勢はホテルのビュッフェに朝ごはんを食べに行った。他の海外勢も結構来ていた。食べるモノのバラエティはそんなになかったが、私はアメリカンコーヒーを甘々に仕立てて飲みまくっていた。寒い朝にはコーヒーがしみわたる。

 ホテルのレストランは、会場の真横にあるため、会場の様子を見ることが出来た。既に並んでいる人達がいる。我々もそろそろ行かねば。そう思い、朝ごはんを切り上げて、部屋へコントローラを取りに戻った。エレベータは頗る混んでいる。フロアは14くらいまであるのに、エレベータ3台では確かに混んでしまうだろう。遅刻しないかそわそわしながら、エレベータが日本勢を10階まで運んだ。

 

事件

 時計は9時に迫っていた。自分のホテルの部屋の中、椅子に座って、カメラ・扇子などをカバンに入れながら準備をしていた。もう部屋には誰もいない。他の皆さんは、9時にWiiUのダブルス予選があるため、先にせっせと会場入りしてしまった。遅刻を避けるため、万全の構えである。

 そんなところで、(たしか)aMSa さんが部屋に入ってきた。

「Ayuhaさん、逃げてください。ガス漏れです。」

急にそんな一言を投げられた。

 なんのことかよく分からなかったが、いま開けられた部屋の扉を通して、ガスの臭いが流れ込んできた。一瞬で事情を理解した。廊下には既にガスが充満しており、部屋のドアを開けたくらいで臭いが分かるレベルになっている。冬の乾燥した空気の中、ちょっとでも火種があればこれは爆発に巻き込まれるだろう。

「ビーッ。ビーッ。」

廊下からブザーの音が聞こえる。警報が鳴っているらしい。スマブラDXで、メトロイドを脱出するときの音そっくりだった。

 その時点で詰めてあった荷物だけを手に持って、ダッシュで部屋を出た。パソコンを机に置いて行ってしまったが、まあしょうがない。いざ燃えたら命と引き換えに諦めるしか無い。


 階段で1階まで降りた。当然、1階は混雑のあまり通勤ラッシュの西武線の如くになっていた。

 後に分かったが、あのガス漏れ・警報は何者かが間違えて非常扉を開けたことによる誤作動であった様子。真相はよく知り申さない。とりあえず、一人として怪我人も無く、ガスによる爆発も起こらず、パソコンやWiiUが無事であったことがなによりである。

 そのままの勢いで、プレイヤー達は全員会場入りした。朝9時丁度にこのような避難が起きたため、流石に全プレイヤーがしっかり時間通り現場へ到着した。結果オーライな、良いスタートだった。

↑会場2。

スマブラXとWiiUが行われる。

↑しっかり組まれた受付。

Yink,D.Discipleがいる。

↑スタッフ:Ori

との再会。

 今回のApexは会場が2つ有る。参加者が多いため、Ball Room 2つ分に分けてあるのだ。片方ではDXを行い、もう片方でWiiUを行う。64・X・ポケモン・格ゲー部門も、これら2部屋のスペースにうまく収めている。Apexスタッフも、NYの近場によくぞこれほどのド級会場を用意したものだ。エントリーだけで2000人を越えているため、かなり場所選びは困難だったろうと察している。

 このように2会場に分かれているにも拘らず、会場は人であふれていた。テーブルとテーブルの間は、そう安々とは抜けられない程度には混んでいた。こういう所からもスマブラ人口の大きさは感じられるし、Apexというのはこれ程価値のあるものなのだとも納得できる。

 こんな会場の中、PierceやNAKAT、EEといった面々と会った。EEは日本ではあまり知られていないかもしれない。実況者である。Apex2013の 9B vs ADHD にて実況をしている。このEEとは初対面だったが、EEの方が私のことを知っており、向こうから話しかけてくれた。出会い頭の真っ先にハグだったのだが、これは未だ慣れない。

 そうこうしているうちに、メガホンでWiiUダブルス呼び出しが始まった。

「来たか。」

日本勢の表情に緊張が走った。遠征の試合が、遂にスタートする。全員twitterを見るのを辞めて、アナウンスをしているスタッフのD.Discipleの方へ視線が集まった。名前は順々にゆっくりと読み上げられていく。呼ばれたペアは、手を上げて、人混みを掻き分けて受付に近づく。

 こうして淡々と試合呼び出しがなされている途中であった。

「全員部屋を出て。」

といきなりアナウンスが有った。試合カードが呼ばれている中、こんな言葉が急に飛んできて、会場にいたスマブラー全員が「?」という疑惑の表情を浮かべた。

 しかし我々に応じる術は無い。事情を説明されずに、ただスタッフに押し出されて、会場を後にした。なにが起きたのか、誰も分からない。

↑会場を押し出され、

廊下で立ち往生する日本勢。

↑することが無くて記念写真。

左からAyuha,Pierce,NAKAT,Nairo。

 私はたまたま、会場を去る瞬間に、Yinkとすれ違ったため、事情を聞き出すことが出来た。YinkはPart 1.にも登場したが、日本に来たことがあり、その縁で今回のApex、しきりに連絡を取り合っていた。スタッフもしているため、全事態を把握していた。彼女が言うには、


「ホテルの駐車場の床が抜けちゃって、その駐車場が会場と構造上、柱を共有しているから、強度の問題で警察が入っちゃったみたい。」


とのこと。

 文章だけを読んだらなんのことか分からないかもしれないので説明いたす。このホテルは、既に雪で駐車場が壊れていた。しかし、この朝のガス騒動で、警察がホテルに来てしまったため、はじめて駐車場が明るみに出てしまい、「建築物が危ないからApexは無理だ」という決断を、いま警察が下したのだ。

 この内容を、日本勢に説明した。失笑だった。笑い声は出た。朝走って逃げたのに、ここに来て更にこの“建造物破損”という現実離れした事案。我々はApexという会場で大会の緊張感を持っており、そういう条件下で人生になかなか無いハプニングが起きてしまうと、とりあえず笑ってしまう。ひとまず全員が生きていたし、笑うことが出来た。もし朝のガス騒動が無いまま大会を続けていたら、警察は来ずにこの建物でApexをしていただろうから、最悪建物が崩壊して死者が出ていたかもしれない。そういう事態が回避できて、幸運だったとも言える。

 その後暫く、プレイヤーたちは混雑した廊下で立ち止まっていた。会場に詰まっていた人間が、機械的に廊下に出されたため、当然、混み合っている。

(以下、駐車場の様子)

↑朝日と駐車場

(後日撮影)

↑ズーム。

崩れ落ちた駐車場が分かる。

(後日撮影)

 とりあえず「あと何時間も試合は始まることは無い」と訊いたので、なにかあったら連絡をくれるようにスタッフに伝えて、日本勢は会場:1階 Ball Room をあとにした。ホテルのフロントを歩いて、エレベータの方に行こうとしたら、ふと見ると、なんと横にはセットされた Splatoon の広告があった。昨日、運び込まれたSplatoonの試遊台と関係有るのだろうか。まだこの頃は閉まっていたが、少ししたら扉が開いた。

↑Splatoon

広告。

↑Splatoon試遊台、

部屋は開いた。

 このApex会場は、Splatoonのために一部屋用意していたのだ。日本勢は、たまたま部屋の目の前にいたため、一番乗りでSplatoonの体験部屋へ入ることが出来た。この時、Splatoon は4vs4の体験デモとなっており、チーム戦を行った。日本勢をまじえた対戦は白熱し、会場は盛り上がり、徐々に部屋の中にいる人口も増えていった。

 

↑Apex2015名札。

aMSaさんがロゴ。

…そしてSplatoonを遊んだら貰えた首ストラップ。

 私もSplatoonを堪能し、しかもおまけにスマブラ公式首ストラップが貰えた。Apex2015の名札にこれを装着し、なんともリッチな大会名札と成った。光沢を帯び高級感ある名札プレートは、COMPETITOR(競技者)の部分が銀に光っている。首ストラップはキャラバランス・レイアウト共にプロ匠の技によって洗練されており、しかもプレートの黒くてシックなデザインがストラップの彩度高い色合いを際立たせている。

 新作を遊べた上に、素晴らしいグッズがいただけたため、日本勢は非常にラッキーなタイミングを当てることが出来た。このまま日本勢は、おとなしく部屋に戻ることにした。


 後に分かったが、日本勢が遊んだのちまもなく、Splatoon の部屋は閉まった。Nintendo of America さんが直々に出向いてこのデモを行っていた訳だが、今回のホテル不備に関して、現場の社員さんがApexスタッフとかけあって今後の対応を執ったため、試遊台は閉めざるを得なかったようだ。ともかく、限られた時間しか開いていなかったSplatoon試遊部屋に、幸運にも踏み込むことが出来た我々は、首脳級の僥倖があったと言うべきだろう。

 ホテルの駐車場崩壊案件に関して、更にはホテルの経営者が逮捕された・大会がホテルを訴えるといった情報が現場には踊ったが、誰かの逮捕がわざわざ全てニュースになるわけもなく、正式に記事を見つけることは出来ていない。

↑会場の Red Bull ガールズ

↑ZeRo,出現。

↑Dan Salvato(元IE6)と。

 Splatoonを終えて、部屋へ向かう日本スマブラー達。運命からか、不幸にもかのZeRoに遭遇してしまう。ZeRoはテンションがとても高く、一度見つかると日本勢にはかなり絡んでくる。私は、ひとまずSubwayに昼ごはんを買いに行き、その後4階のとある部屋でZeRoと合流した。(合流することを強要された。)

 偶然にも、その部屋にはDan Salvato が居た。元々 Internet Explorer 6 という名でプレイヤーをやっていたが、今は Dan という本名の方で活動をしている。初めて出会ったのはApex2013で、日本勢を泊めてくれた宿主である。現在ではDXの 20XX Hackpack のメイン開発者として名を馳せている。部屋で見つけた時は、真剣な表情でStep Maniaに勤しんでいた。

 ここでZeRo, Danとの鼎談が続いた。この1年間のスマブラ界のこと、新作キャラバランスのこと、日本での今のアニメのこと、話す種は尽きなかった。しこうして、ここにて時を過ごしていたら、ついに「本日のApexは中止」というニュースが入ってきた。海外勢の部屋にいたから、たまたま速報で聴くことの出来たニュースだった。

 私はここから10階の日本部屋へ移った。DX, WiiUの日本プレイヤーに、本日中止の一報を伝えた。全員、ひとまず事実を確認して、納得をした。しかし、それと同時に、ひとつの疑念がちらついた。


(このまま、Apexは中止になるんじゃないか…)


Danは「DXとWiiUのシングルスだけを実施するんじゃないか」という予測を立てた。それは誰の耳にも、もっともらしい読みに聞こえた。しかし、ホテルが使えなくては、どこで試合をすると言うのか。最悪の場合、“Apex2015中止” もあり得た。

 そんなわけなかろう、と日本でApexの生放送を正座して待機していた皆さんには思えたかもしれない。しかし、現場にいたプレイヤーたちは、中止という事態は、現実味有る将来であった。

午後

 日本から遠征をした者達は、やはり順位を残すことを欲して太平洋を渡った訳である。ただ、いざApex会場の文字通り「崩落」を目の当たりにして、手ぶらで帰ることにもなり得た。無力にしか思えず、肩を落としていた。

 金曜日の午後が来た。

 こんな中、ZeRoは迷わずにマネーマッチに出た。ZeRoはこの時、特殊な立場にあった。自分のことをフリーエージェントと呼んでいたが、それはつまり「スポンサー無し」である。以前まで自身が所属していた元を全て離れ、今はアメリカで単身戦っている。それは全て、戦績を出し、新たな巨大スポンサーを得るためであった。チリ育ちのZeRoにとって、それは簡単なことではない。並々ならぬ努力もしていた。Mew2KingはFacebookで、「俺が寝る前、ZeRoは対戦動画を見てた。俺が起きたら、対戦動画を見てる。」とまで書いていた。(Mew2KingはZeRoと共に、Skyの家にいる。)だから、ZeRoにとってApex中断は、少なくとも洒落にならない災禍である。それでもこの19歳の少年は、不乱に今できることに取り組んでいた。

 日本勢も、マネーマッチに出た。ZeRoがどうこう、とかは関係ない。少なくともなにか体験を掴んで帰ろう、その希望にすがったからである。うるさい廊下を抜けて向かった先は、西海岸の部屋である。

↑Nietono vs Dustin

↑Nietono vs Larry

↑BAM vs Choco

↑Larry vs Choco

↑日本部屋。

NietonoさんとZeRoのフリー。

↑DAMUさんと、

寝るAbadangoさん。

 西海岸の部屋には、Larry(元DEHF)をはじめ、AeroLink, Denti, BAMといったプレイヤーもおり、ZeRoも駆けつけた。AbadangoさんやShimitakeさん、TenuheさんやChocoさんもやってきた。その中にあって、マリオ使いの Dustin というプレイヤーが目を引いた。Nietonoさん・Chocoさんは勝つことが出来たが、それでもタダのマリオでは無かった。だがなんと、Apexの登録を忘れたらしく、はるばる西海岸からここまで飛んできたというのに、大会には出場しないらしい…。

 マネーマッチは、アメリカに於いてはゲームから切って離せない要素である(まずマネーマッチは合法である)。日本では「動画化するガチ3本先取」の位置付けに近い。しかし口約束で「ガチ」と呼ぶことを、アメリカ人は信用しない。そこで試合に金を賭けることがプレイヤーの真剣さの指標となるのであり、誠意を数値化したモノとなる。ここは、日本人の思う金への価値観との差異である。

 一定数、マネーマッチを終えてから、日本勢は自分たちの部屋へ帰った。そこに、ZeRoが同伴した。

 当然のように、ZeRoはNietonoさんとのフリーを始めた。Nietonoさんはシーク使い・ZeRoはディディー使いである。種種雑多な会話もあった。私は昨年もZeRoに会っているし、ネット上でもチャットを交わしていたが、考えてみればNietonoさんとZeRoは3年ぶりの再会である。山の頂き・雲の上で戦うプレイヤーには、この再対面に、特別な感情が湧いてくるところもあったのだろう …たぶんZeRoにとってはそうである。だからわざわざ部屋に付いて来たのだ。

 あの頃この二人はスマブラX、オリマー使いとメタナイト使いであった。そこからの変位は大きい。二人が得たものは、タダの系譜には記せない。Nietonoさんは他のゲームにも着手し、時が経って社会人となり、プロとなった。ZeRoはまず、体重がついたところが視覚的に目立つが、それに応じて増したのは威厳である。名声を浴びて、反感を買うこともあった。CTのプロチームに入ったが、そこを脱した。トーナメントを重ねて、最強であることも示してきた。異なる景色を見てきた二人であろうが、だからこそ興奮する再会であったろう。


 この辺りで、ついにApex最新情報が舞い込んで来た。


「土日で全課程を決行。新会場はこのホテルから車で45分。」


とのことである。一喜一憂である。ダブルスや他ゲーも全て実施することは英断であると誰もが納得するが、会場が替わって遠くになったのは日本勢には厳しい。ちなみにその新会場は、昨年Apexが実施された Double Tree Hilton Hotel の真横にあるとのこと。なんだそれなら新ホテルへ移行しよう!と勘付くのであるが、我々がそれを知った頃には既に Double Tree Hilton は満員となっていた。合掌。

(Double Tree Hilton では、最大収容人数でも今年のApex定員の6割くらいしか収納できない。)

プレイヤーの皆さんは、これからさぞや民族大移動をするのであろう。このホテルも寂しくなるだろうなあ。

 それでも、明日は朝からシャトルバスが会場へ向けて出るというアナウンスもあったため、それを信じて、我々はこのホテルに残ることにした。分かっている限り、日本勢・ZeRo・西海岸・カナダのメンバーはこのホテルに残った。

 この「新会場」「バス」という手配は、twitch社によるものであった。e-sportsを牽引してきたスポンサーが、ここまで施してくれたのだ。なんと心強いことか。今年からApexに協力参加してくれたというのに、まず中止に迫られた大会をなんとかしようという熱意を興してくれたことがありがたい。その上で、実現力を以って会場・バスをこしらえてくれたことは、まさに脱刀ものである。

(このせいで賞金が大幅に減ったことは内緒。)

↑晩飯を頼めるところ。

↑カナダ勢に囲まれる

日本勢。

 私はDX勢のみなさんと、ホテルの1階で晩御飯を食べた。左上の写真にはSo-tenさんやaMSaさんSobameshiさんが映る。ちなみに現地で合流したShunsukeさんも一緒である。晩飯の内容は、例のごとくピザである。カウンターで注文した時、客席には3DSを遊ぶカップルがいた。カップルと言ってもたぶん30歳くらいだったが、この人達はそんなにスマブラをしている訳ではないが、Apexというイベントがあると聴いてNYから参加しに来たらしい。アメリカには、純エンジョイ勢が参じるような大会がある。かくなる大会の存在は本当に日本の上を行っているし、こういう大会に足を運ぶ純エンジョイ勢がいることも、日本の上を行っている。

 この頃日本WiiU勢は、海外勢に部屋を占領されていた。特に一時はDAMUさんが独りでアメリカの少年の群れを相手していた。更に、地元Rutgers大学の Mohammed Gandhi (ムハンマド・ガンジー) という猛々しい名の人物も現れた。(Rutgers大学に関しては、Apex2013旅日記を御覧あれ。)


 夜。廊下に出ると、すっかり閑散としていた。多くのプレイヤーは、新会場に近いDouble Tree Hilton Hotel に引っ越しを完了していた。Splatoon試遊台は、残っていたかもしれないが残っていなかったかもしれない。少なくとも夜には閉まっていた。なお余りある静けさが長い廊下に溶けきっていたため、昼の走り回る賑やかさとのコントラストで、このホテルは余計に古く見えた。元から程々に古い建物であったが。

 ホテルの対応は悪かったわけではない。ベッドメイクのおばちゃんは融通がきいたし、受付の人達は昨日のNY観光・今日の朝御飯で丁寧に案内をしてくれた。それでも、建物に欠陥があった。ただそれだけのことである。


 今日も長い一日であった。実にとってもすごく素晴らしい一日であった。朝の逃避行から会場追放。Splatoon からのマネーマッチ。ZeRoとのフリー、twitchへの驚嘆は、会場が替わらなければ起きなかっただろう。Apex初日が大変なことになったからこそ、得られた思い出があった。一時は本当に身体の危機を憶えたが、最後は明日を信じて眠ることが出来る。

 明日の朝は、7:30にロビー集合。ZeRoとそう約束して、日本勢は眠りについた。おやすみなさい。また明日。

 
inserted by FC2 system